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東京調布の商店街の飲食店の改装。リニューアルを期に、限られた空間をゆとりを保ちつつ最大限に活用するため、店内でのコミュニケーション相互を連続的に繋ぐシークエンスとしての曲線で構成した。

座席には、1人で悠々と座ってもよいし、3人座ってもよい。背中合わせに座ってもよいし、二つのテーブルに参加できる座り方をしてもよい。~人席というシステムではなく座ることで境界を限定しないフレキシブルな配置となっている。

曲線はコンピュータ上で細かくスタディされ、データとして施工のプロセスへ伝達された。NCルーターで事前にカットすることで、最小限の合板で最大限の部材を確保できるように調整し、現場では、それらの部材を規格材を用いた格子と共に組み上げるのみを残すことで工期の大幅な短縮を実現した。