Ground Museum

単体の彫刻だけでなく、彫刻を含めた環境=ランドスケープを追求し続けたアーティスト、イサム・ノグチ。彼は自らのアイデンティティーを投影させるように、世界に類を見ない「全体を一つの彫刻と見なした公園」を設計した。Ground Museumは、このモエレ沼公園にイサム・ノグチを記念する建築を創る計画である。

この建築は、レイヤーの底に静かに存在し、ガラスの軸により分断/結合された2つの長いヴォイドから成る。両端に位置する2つのヴォリュームを含む この建築全てが、彫刻であり、公園であり、ミュージアムである。彼の意志を引き継ぎ、大地を彫刻に見たて、地球を彫り込むことで空間を構成した。